ニュース

東京税関がまとめた3月の東京港の貿易概況(速報)によると、輸出額は前年同月比4%増の7160億円と13カ月連続の増加だった。3月の輸出額として過去最高。非鉄金属や工作機械、自動車の部分品などが増えた。輸入額は8%増の1兆3505億円と2カ月ぶりの増加。貿易収支は6345億円の赤字だった。同月の対米ドルの為替レートは前年同月から0・1%円安の1ドル=149・6円で前年並み。輸出の主な増… ...
JR貨物東海支社は12日、浜松市で31フィートコンテナ導入促進に向けた企業向け説明会を開く。トラック運転手の残業規制強化で輸送不足が懸念される物流の「2024年問題」などの対策として、貨物の鉄道輸送へのモーダルシフトの利点などを紹介する。西浜松駅では「積替ステーション」などの見学も行う。製造業が盛んな浜松地区では、JR貨物西浜松駅で車両部品や食料工業品などの鉄道貨物輸送を担っている。こうし… ...
デスク4月17日、米通商代表部(USTR)が中国関係船に対する入港料の改定案を発表したな。A USTRが2月下旬に発表した最初の入港料案は、海運会社の運航船隊に中国建造船が占める割合などに応じて1隻当たり50万―150万ドルを課す内容でした。しかし、公聴会で米国の穀物輸出業者やエネルギー業界から強い反発を受けたことで、改定案での緩和措置につながりました。B 米ブローカー大手ポテン&… 続きはログイ ...
米ブローカー大手のポテン&パートナーズは4月30日、米国の入港規制と関税によるガス船市場への影響をテーマとするウェビナーを開催した。同社のゴードン・シアラー上級アドバイザーは、2029年4月から米国のLNG(液化天然ガス)輸出の一部に義務付けられる米国建造船での輸送について「控えめに言って困難であり、率直に言えば不可能」と指摘。米国政府の関税や規制案の不確実性により、LNGの長期売買契約の交渉が… ...
台湾船社のTSラインズはこのほど、2025年1―3月期の業績速報値(未監査)を発表した。売上高は前年同期比39%増の3億2550万ドル(約467億円)となる見通しで、運賃の上昇やサービス拡充が業績を押し上げた。期間中の平均運賃は1TEUあたり776ドルと、前年同期の558ドルから39%上昇。長距離航路サービスの拡充が寄与したとしている。一方で、同期間の輸送取扱量は38万4237TEU… ...
欧州のデータ分析大手ケプラー(Kpler)が1日発表したドライバルク貨物週間リポートによると、中国の今年後半の鉄鋼減産の可能性により、鉄鉱石需要に不透明感が漂っている。中国最大の上場鉄鋼メーカー、宝山鋼鉄は「(中国全体で)減産の可能性が高い」ことを示唆し、世界的な貿易制限の高まりに伴い、中国の今年の鋼材輸出が推定1500万トン減少すると予測している。【鉄鉱石】 ■イラン輸出縮小… ...
IMO(国際海事機関)の第83回海洋環境保護委員会(MEPC83)は、船体に付着した生物の越境移動を防止する船体付着生物管理に係る法的枠組みの検討を進めていくことで合意した。有害な水生生物が国境を越えて移動するのを防ぐ狙い。新たな国際条約の策定につながる可能性もある。IMOは4月7―11日、英ロンドン本部でMEPC83を開催。船体に付着した有害水生生物の越境移動防止を目的に、船体の水中洗浄… ...
海上保安庁は「人事院規則(採用試験)の一部改正」を受けて、1979年度から女子学生の採用を開始した。海上保安学校10月期試験に合格した9人が入学。翌80年9月に卒業し、憧れの「白い巡視船勤務」の夢をかなえた。これが公表されている女性海上保安官誕生の記録である。だが、それよりも32年前の48年6月、第五管区海上保安本部(神戸市)では海運局などから〝出向採用〟された複数の女性職員(本人証言)が… ...
新日本海フェリーが舞鶴―小樽航路に投入予定の新造フェリー2隻のうち、1番船(約1万4300総トン)の命名・進水式が4月29日、三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で行われた。新日本海フェリーの入谷泰生社長は同船を「けやき」と命名。船尾付近がアヒルの尾のように突き出した「ダックテール」を国内フェリーで初めて採用した最新鋭の省エネ船で、12月に就航する。同社の新造整備は8年ぶり、舞鶴―… ...
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は4月24日、グループ会社のNXフィリピンが3月22日の「世界水の日」を記念し、同日にマニラ近郊のタギッグ市で清掃活動を行ったと発表した。国連は3月22日を「世界水の日」と定め、各国での水資源の開発や保全、啓発活動を推進している。NXフィリピンは、持続可能な社会の実現に向けた環境保護活動に積極的に取り組んでおり、今回、この水の日に合… ...
上昇していたVLCC(大型原油タンカー)市況が一転して弱含んでいる。足元の中東―中国のスポット用船料はVLSFO(低硫黄油)使用で日建て4万9000ドルで、一般的な損益分岐点3万ドルはカバーできている。産油国の増産でカーゴは増えたものの、積み地の中東にはフリー船が集中し、70隻規模の余剰が発生。用船者は複数の船主からオファーを受けることになりそうで、用船者優位の市況展開が当面続く可能性がある。… ...
国土交通省の港湾統計速報によると、2月の国内主要6港(東京、川崎、横浜、名古屋、大阪、神戸)の外貿コンテナ取扱量(速報、空コンテナ含む)は前年同月比0・7%増の103万5809TEUだった。3カ月連続のプラス。輸出は2カ月ぶりに増加、輸入は3カ月ぶりに減少した。各港の取扱量は表の通り。輸出入別では、輸出が5%増の54万4296TEU、輸入が4%減の49万1513TEUだった。輸出は川… ...