本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くポストされた論文を紹介する。3月31日～4月6日に最もポスト数が多かったのは、JAMA誌の論文「High-DoseVitaminDinClinicallyIsolatedSyndromeTypicalofMultipleSclerosis」（多 ...

米国Stanford大学のYounSooJung氏らは、2020年にカリフォルニア州で発生した大規模な山火事が、地域の人々のメンタルヘルスに与えた影響を調べる横断研究を行ったところ、山火事の煙に伴う微小な大気汚染物質（PM2.5）の増加は、精神疾患による救急受診を増やしていたと報告した。結果は2025年4月5日の ...

──福祉でのご経験が長いとうかがいました。はい。それいゆ会では110床のこだま病院（兵庫県宝塚市）を中心に、訪問・通所サービスや認知症高齢者グループホーム、小規模多機能型居宅介護サービスといった介護サービスを手掛けており、私はその統括を担ってきました。それが2年ほど前の夏に、「いずれ… ...

皆さん、こんにちは。今回は、「息苦しさ」についてのお話をしたいと思います。がん患者が抱える様々な苦痛の中でも、呼吸困難は患者のQOLを著しく低下させる症状の一つです。「息ができない」という恐怖は、私たちの生命に直結する感覚であり、それだけ強い苦痛とい ...

当直明けの仮眠から目覚めた。だが、頭の中はまだ霧に包まれているようにぼんやりしている──。どうやら今の自分には、本を開くことも、原稿を書き進めることもできそうにない。ひとまず仮眠前につかった湯船を再び温め、ぼんやりと休息を取ることにした。1日に2回も湯船につかれるとは、実にぜいたく… ...

ベルギーLeuven大学のDanielBlockmans氏らは、巨細胞性動脈炎の患者を対象に、ヤヌスキナーゼ（JAK）阻害薬のウパダシチニブをステロイドの漸減治療に併用した場合の有効性と安全性を、ステロイド単独の漸減治療と比較する第3相臨床試験を行い、ウパダシチニブの併用で持続的寛解達成率が増加し、ステ ...

心房細動患者に対する脳卒中予防のための抗凝固療法に関して、規定の減量基準に該当しないオフラベルのDOAC（直接経口抗凝固薬）減量投与の評価は、まだ確立していない。国立病院機構東広島医療センター（広島県東広島市）循環器内科の西楽顕典氏らが、日本人の心房細動患者を対象とした13の臨床研究を… ...

米国Brown大学のSaraMachado氏らは、富の格差が健康状態の格差につながっているかどうか、米国と欧州で健康状態に違いがあるかなどを調べる後ろ向きの長期コホート研究を行い、保有資産に基づく四分位群の比較で、富裕層が貧困層より死亡率が低い点は共 ...

市販薬に効果やリスクが近いものの原則処方箋が必要な、いわゆる「OTC類似薬」を、公的医療保険の対象外にするという議論に注目が集まっている。自民、公明、日本維新の会の3党が設置する社会保障改革に関する協議体において今後議論され、2025年末までに論点が ...

中国浙江大学のShenqiangYan氏らは、後方循環系の脳梗塞患者に対し、発症後4.5～24時間のアルテプラーゼによる静脈内血栓溶解療法（IVT）と標準的な薬物療法（抗血栓療法）を比較するランダム化比較試験を行ったところ、90日後の機能的改善度はアルテプラーゼ群の方が良好だったと報告した。結果は2025 ...

日本医療労働組合連合会（医労連）など3団体から成る医療三単産共闘会議は2025年4月9日、ケア労働者の賃上げや人員配置増を求める要望書を提出（関連記事：医労連など3団体、医療・介護のケア労働者の賃上げと人員増を求め要請書提出）。医労連の調査によって、 ...

英国UniversityCollegeLondonのEoinDinneen氏らは、標準的なロボット支援根治的前立腺摘除術（RARP）と、術中に神経血管構造に隣接する切除マージンの凍結切片を検査して神経温存の可否を判断するNeuroSAFEの追加を比較 ...