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生産拠点の国外移転、デジタル・サービス経済へのシフト、環境・脱炭素政策の影響などにより、1980年代以降の日米欧の重工業は険しい道を歩んできた。グローバリズムが動揺し、世界経済のブロック化が鮮明化しつつある中で、いま各国で進むサプライチェーン再構築は ...
広西、雲南、四川、貴州、チベット、それに重慶、成都の両市を加えた地域を大西南と呼ぶ。一九九〇年代初期、北京の首脳陣は異口同音に、「大西南を東南アジア、バングラデシュ、インドに向けて開放し、経済発展を図れ」と力説していた。あれから十 ...
空爆も、経済制裁も、セルビアの独裁者を倒すことはできなかった。今やミロシェビッチは「欧州のサダム」と化した。NATOの誤算とは何だったのか。そして今、セルビアでは何が起きているのか――。 [ベオグラード発]ちょうど一年前の今頃、コソボ ...
イラク戦争で米国が中央軍司令部を置いたため、カタールという国のイメージがふくらんでいるが、その国家的規模を知れば、イメージと実体の大きなギャップに驚かされる。米中央情報局(CIA)の二〇〇三年七月現在の推定では、総人口は八一万七〇五 ...
『私は中國の地主だった』福地いま著岩波新書1954年刊 次々と伝えられる農民暴動が炙りだす農村の荒廃と農民の不満を押さえるためだろう。二〇〇四年、中国政府は古くから農民を苦しめてきた農業税を五年以内に廃止することを明らかにし、〇五年には ...
「陳さんを地盤から引きはがす決意は、ますます固くなっています」――中国筋は、胡錦濤総書記が、上海市のトップ・陳良宇党委員会書記(政治局員)を異動させる方針は揺るがない、と明言した。陳の人事をめぐっては、〇五年春から天津市党委書記や ...
アメリカにとってパキスタンは、冷戦下ではソ連封じ込めの拠点として、2000年代の対テロ戦争期にはタリバンやアル・カーイダに対する掃討作戦のパートナーとして、地政学的に重要な意味合いを持ってきました。F-16戦闘機をはじめ武器も供給してきた経緯がありま ...
肩こりは日本人に独特な症状で、「肩こり」に当たる外国語はない、という話を日本の本でたびたび読んだことがある。今まで新しい国に住むたびに聞いてみたが、そんなことはない。何人かの肩も触ってみたが、場合によってはごく普通の日本人より肩が ...
青木陽子さんが中国天津市で視覚障害者向けに日本語学校を開校して十年が経った。「月に一度は、もうやめようかなあと思います」。正直な気持ちを漏らしたものの、すぐきりっとした表情になった。「ですが、いったん始めたことは、続ける。これは私 ...
先頃、英『エコノミスト』が「日本では、かつての誇るべき肯定的なナショナリズムに代わって、防御的で否定的なナショナリズムが新たに台頭する兆しがある」と書き、注目を集めた。実際、政治の混迷は深く、経済の退潮は著しく、国民の間にやり場の ...
一昨年の夏、私が九年前から営んでいる戦没画学生慰霊美術館「無言館」(長野県上田市)の前庭に、「記憶のパレット」と名付けられた慰霊碑が建立された。縦二・六メートル横三・六メートル、中国山西省から取り寄せられた重量二十三トンにもおよぶ ...
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