米ニューヨーク市のマンハッタンと隣のニュージャージー州を結ぶ公営ニュージャージー・トランジットの鉄道が１６日、労働組合のストライキで運行を停止した。写真は労働組合員＝ニューヨーク（同労組のＳＮＳより）【時事通信社】 ...

【ニューヨーク時事】米ニューヨーク市の中心部マンハッタンと隣のニュージャージー州を結ぶ公営ニュージャージー・トランジットの鉄道が１６日、労働組合のストライキで運行を停止した。賃上げを巡る労使交渉が決裂、４２年ぶりにスト入りした。米メディアによると、約３５万人の通勤や通学に影響が出ている。

ニューヨーク市などへの通勤の足を提供する公共交通機関ニュージャージー（ＮＪ）・トランジットの労働組合が16日にストライキを実施する。これにより、ＮＪトランジットが手掛ける鉄道サービスが全面的に停止し、数十万人の通勤者に大きな混乱が生じる見込みだ。

両者の対立は賃金に関する合意を巡るもので、ＮＪ州で約40年ぶりとなる鉄道ストが現実味を帯びている。平日には約92万5000回の乗車数があるＮＪトランジットは、通勤者に対しリモートワークで対応するよう呼びかけている。